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2月4日は修学旅行の定番、銀閣寺(ぎんかくじ)の日です。
金閣寺(きんかくじ)とセットで記憶されている方も多いことでしょう。紙よりも薄い金箔(きんぱく)を施した名実ともにきらびやかな金閣寺。当初は金閣寺にならって銀閣寺も銀箔をはる予定だったのが、予算が足りなくなったので諦めた、という少しばかり残念な説が有名です。
そんなこともあり、何となく銀閣寺は控え目なイメージがありませんか?
しかし、銀閣寺は金閣寺にはない、記念日を持つお寺なのです。日付は2月4日。1482年(文明14年)のこの日に銀閣寺を建て始めたことに由来します。ちなみに2月4日は現在の暦での日付で、当時の暦では1月7日となるそうです。
ここまで銀閣寺と書いてきましたが、正式には慈照寺(じしょうじ)といいます。しかも、もともとは当時の将軍である足利義政(あしかがよしまさ)の山荘「東山殿(ひがしやまでん)」として建築が始められました。世間から逃れ静かに暮らすための別荘であり、お寺ではなかったんですね。
のちに足利義政が亡くなり、供養のために別荘がお寺へと変更されました。それが慈照寺です。慈照寺にお祀りされている慈照寺観音殿(じしょうじかんのんでん)の通称が「銀閣」であるため、お寺の全体を銀閣寺と呼ぶようになり、そのまま定着していったとされています。
なお、「銀箔を貼らなかったのは予算がなくなったから」というより、「はじめから銀箔を貼るつもりがなかった」という説もあります。いずれにしても建築の途中で足利義政が亡くなっているので、真相はわかりません。
次に銀閣寺に足を向けることがあったら、この地で静かに暮らすつもりだったとされる足利義政の心中に、思いを馳せてみてくださいね。
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