おはようございます。高齢者向け宅配弁当の配食サービスをしております宅食ライフ豊橋西です。
2月9日は伝統の和スイーツ、大福(だいふく)の日です。
「大福」は大きな福と書き、それだけで少し幸せな気持ちになれそうな名前ですね。日付は、大福の福を「ふ(2)く(9)」と読む語呂合わせから。株式会社日本アクセスにより2017年(平成29年)4月に制定、日本記念日協会に認定されました。
室町時代にも、現在の大福に似た形ものが作られていました。多めの塩で味付けした塩餡(しおあん)を白い餅で包んでいて、サイズは今の大福よりも少し大きめ。丸い見た目が、ふっくらとしたうずらの姿に似ていることから鶉餅(うずらもち)と呼ばれていました。
その後、現在の大福の前身となる和菓子が誕生するのが1771年(明和8年)。江戸の小石川に住んでいた女性が、うずら餅のあんを砂糖で甘くしたものに変えて売ったのが始まりとされています。ちなみに小石川は、東京都文京区に今もある地名です。
作った人や作られたお菓子の名前については、いくつか伝わっています。作った人はおたよさん、またはお玉さん。売り出した時の名前としては「腹太餅(はらぶともち)」「大腹餅(だいふくもち)」「お多福餅(おたふくもち)」などがあります。
その中でも腹持ちが良いこと、うずらの腹が膨れていることと、食べると腹が膨れることをかけて「腹太餅(はらぶともち)」や「大腹餅(だいふくもち)」と呼ばれ、ふくの漢字を縁起の良い字に変えて「大福餅」になったという説が有力なようです。
昔からある主な大福の種類として、 餅に赤えんどうや大豆を混ぜた豆大福、よもぎを入れてついた餅を使うよもぎ色(緑色)をした草大福(よもぎ大福とも)、 皮や餡に塩味を付けた塩大福などがあります。
いちご大福の大ヒット以降、みかん、ブルーベリー、キウイ、ぶどうなどのフルーツを使った大福や、プリンやティラミス、カスタードなどの洋菓子と組み合わせた大福など、現在の大福の種類はますます多様なものになっています。
Comments