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「ふくの日」と書きますが、魚の河豚(フグ)の記念日です。
「ふぐ」は不遇などの余り縁起の良くない言葉に似て聞こえてしまうため、フグの本場、山口県下関では「福」と同じ発音の「ふく」と呼んでおり、記念日も「ふくの日」と名づけられたのです。
日付は2月9日を「ふ(2)く(9)」と読む語呂合わせから、下関ふく連盟により1980年(昭和55年)に制定されました。
日本でフグを食べ始めたとされる時期は古く、縄文時代。その後、戦のために集めた兵士たちがフグの毒にあたって亡くなったのが原因で、豊臣秀吉がフグを食べるのを禁止したとされています。その影響で江戸から明治にかけてフグを食べることは禁止されていました。
しかし日本の初代内閣総理大臣であった伊藤博文が下関に宿泊した際、魚が獲れず困った店がフグを出します。そのあまりの美味しさに驚いた伊藤の働きかけで、1888年(明治21年)にフグ食が解禁されたそうです。
フグの調理には「ふぐ調理師免許」が必要ですが、これは国家資格ではありません。各都道府県の条例で決められているもので、まず資格そのものの名称も、ふぐ包丁師、ふぐ取扱者、ふぐ処理師、ふぐ調理士、ふぐ取扱登録者、ふぐ調理者、フグ処理責任者などと様々。受験資格や試験内容も違います。また免許が有効なのは、免許をとった都道府県内だけということになっています。
2月9日には、ふぐ料理のお店が制定した記念日がほかにもありますが、いずれも日付の2と9を「ふ(2)ぐ(9)」と読む語呂合わせが由来となっています。
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